偽痛風とは
偽痛風とは
偽痛風とは、軟骨や関節液にピロリン酸カルシウムの結晶が関節に沈着し、関節炎を引き起こす病気です。
偽痛風では痛風と違って結節は生じませんが、関節に痛みが生じます。偽痛風は通常高齢者のひざ関節や足首に多く起こります。
また、痛風と違って、発症の起こりやすさに男女の差はありません。
偽痛風の症状
偽痛風の症状はさまざまです。偽痛風という名前からも連想されるように、痛風に似た関節の痛みがあることも多いのですが、 関節リウマチとも症状が似ています。
一般的に偽痛風の発作は痛風発作よりも軽症ですが、痛みが全くないという人もいます。
なお、偽痛風の原因はよく分かっていません。
偽痛風の診断と治療
偽痛風は、関節の関節液を針で採取して診断します。関節液にピロリン酸カルシウムの結晶含まれていると偽痛風ということがわかります。
偽痛風の治療は、主にCOX-2阻害薬を含む非ステロイド性抗炎症薬で、関節の痛みと炎症を抑えます。また、 長期にわたって治療する場合、理学療法も有用です。