痛風の予防
痛風の予防には生活習慣の改善だけでは不十分な場合があります。
痛風は一般的に運動不足や食べすぎ、アルコールの摂りすぎが原因と考 えられています。
ところが、やせ型で生活習慣も悪くない人でも尿酸値が高く、痛風になる危険性の高い人がいます。痛風には遺伝的な要因も大きく関係しているからです。
このような人たちは痛風を予防するためにより一層の注意が必要です。
尿酸値の高い高尿酸血症は次の3種類に分類されます。
尿酸排泄低下型 | 腎臓の尿酸排泄機能が低下するタイプ。患者の約60%を占める。治療には尿酸排泄促進薬を用いる |
尿酸産生過剰型 | 尿酸の産生が多すぎるタイプ。患者の約12%を占める。治療には尿酸生成抑制薬を用いる |
混合型 | 上記2つのタイプが併発している。患者の約25%を占める。 |
(引用:「医療ルネサンス」読売新聞2006年2月25日付)
普段、暴飲暴食していないのに尿酸値の高い人は、体質的に尿酸排泄低下型の可能性があります。痛風結節などの症状が出ていなくても、
水分を多めに摂るなど、予防に努めましょう。