骨粗しょう症(骨粗鬆症)の治療法
骨粗しょう症(骨粗鬆症)の治療は食事療法・運動療法に加えて、 薬物療法で積極的に骨密度を高める治療が必要です。
まだ骨粗しょう症になっていない人は、今後骨粗しょう症にならないために、運動と食事の生活習慣に留意し、 骨密度を低下させないことが大切です。
骨粗しょう症の治療・予防について気をつけるべき点は以下のとおりです。
骨粗しょう症の運動療法
運動習慣を身につけ、骨に適度な負荷を与えることが高密度を高め、骨粗しょう症の治療・
予防に役立ちます。
とくに、運動療法の種類としては、筋力トレーニングのように負荷のかかる運動か、 ジョギングのようにハイインパクトな運動がおすすめです。
ただし、すでに骨粗しょう症の方で、治療のために運動を行う方は、これらの運動では、 かえって骨に負担をかけすぎる恐れがありますので、必ず医師の指導のもとに運動療法を行いましょう!
また、屋外で日光に当ることで、体内でビタミンD(カルシウムの吸収を助けるビタミン)を合成することができます。 屋外でウォーキングなどで積極的にカラダを動かすことも骨粗しょう症の治療・予防効果があります。
骨粗しょう症の食事療法
骨粗しょう症を治療・予防するためには、もちろんカルシウムを充分摂取することは最低条件です。
通常、カルシウムは1日に600mgとれば良い、とされていますが、骨粗しょう症の治療・予防のためには、 最低でも800mgとることが必要です。高齢者の場合、800mg摂取することで、 体内のカルシウム出納がマイナスにならないことが分かっています。
さらに、ビタミンDを摂取することでカルシウムの吸収効率がアップします。ビタミンDは日光に当ることで体内で合成されますが、 骨粗鬆症の治療・予防のためには、ビタミンDを多く含む食品を食事のメニューに取り入れることを心がけましょう。
ビタミンDの多い食品は干ししいたけ、きくらげ、イワシ、ニシン、鮭、カレイなどです。
骨粗 しょう症の薬物療法
骨粗しょう症が発症した場合、治療法として薬物療法を加える必要があります。
薬物療法については「骨粗しょう症の治療薬」 をご覧下さい。