高脂血症の食事療法
高脂血症を治療するためには、
まず食事療法が大事です。また、高脂血症の食事療法は、高脂血症や動脈硬化を予防することや、
糖尿病などのほかの生活習慣病を予防・改善することともつながります。
高脂血症の食事療法のポイント
高脂血症の食事療法のポイントをあげます。
- コレステロールを多く含む食事を避けること(コレステロール摂取量は1日300mg以下)
- カロリーの高い食事を避けること(脂質や糖質を摂り過ぎると中性脂肪値が高くなる)
- 脂肪摂取量を摂取エネルギー量 の25から30% 以内に制限すること
- 野菜類を多く摂ること(食物繊維は余分なコレステロールを排出する)
- アルコールを控えること(アルコールは肝臓に負担をかけ、LDLコレステロールを減らしにくくする。 ビールなら大ビン1本、 日本酒なら1合まで)
- 調理法を工夫すること(揚げるよりも焼く、焼くよりも煮て脂肪分を減らす。 野菜はマヨネーズやドレッシングをかけるよりも酢の物にする。煮物にすると野菜をたくさん食べれらる)
- 不飽和脂肪酸を含む食品を食べる(不飽和脂肪酸は魚や植物油に多く含まれ、総コレステロールを減らす作用がある)