高血圧症(高血圧)の診断基準
血圧は私たちにとって非常になじみの深い健康の基準です。スポーツジムや温泉などに行けば必ずといっていいほど血圧計がありますが、 そもそも高血圧症(高血圧)の診断基準はどのようなものでしょうか?
WHO(世界保険機関)は次のように高血圧の基準を定めています。
分類 | 最高血圧 (収縮期血圧) |
最低血圧 (拡張期血圧) |
---|---|---|
高血圧 | 140mmHg以上 | 90mmHg以上 |
正常高値 | 135-139mmHg | 80-90mmHg |
正常 | 130mmHg未満 | 80mmHg未満 |
ただし、血圧というのは、測定したときの環境や体調で大きく変化します。
緊張やストレスなどで一時的に基準値を上回り高血圧と診断されるケースもあるので、数回の測定での平均値で判断します。
また、高血圧症には最高血圧が高い場合と、最低血圧が高い場合があります。
どちらの場合も身体に悪影響を及ぼすのですが、 特に良くないのは最低血圧が基準値より高い場合です。
高血圧症の状態が長く続くと、心臓病や脳梗塞、脳出血、 腎不全といった病気につながる恐れがありますので、 それらの合併症が出る前に高血圧の予防、治療に努めましょう。