本態性高血圧とは
本態性高血圧とは
本態性高血圧とは、生活習慣病(成人病)と関係の深い高血圧ですが、 その原因はハッキリしていません。しかし、本態性高血圧は、遺伝的要因に加え、食塩の過剰摂取、肥満、 ストレスの蓄積といった生活習慣の悪化がその引き金になると考えられます。
また、本態性高血圧は中年以降に現れることが多く、一般的に血圧の上昇は徐々に進行していきます。
本態性高血圧は数年から数十年かかって進行するため、気づかない場合も多く、
気づいたとしても深刻に受け止められない場合が多いです。
しかし、高血圧は動脈硬化から心疾患や脳血管疾患、あるいは生活習慣病の合併症など、生命にかかわる深刻な病気を引き起こしますので、 決して軽視できません。
高血圧症の90%以上の患者さんが本態性高血圧である といわれており、治療は食事療法、
運動療法を基本とします。これらの治療で効果が現れない場合、薬物療法を併用します。
本態性高血圧の食事療法では塩分や脂肪分の過剰な摂取を避けることが基本です。(参考→高血圧の食事療法)
また、運動療法では有酸素運動を中心とします。有酸素運動には血圧を正常にする効果があるからです。
本態性高血圧の特徴
- 生活習慣病(成人病)に関連が深い
- 中年以降に現れることが多い
- 気づかないうちに徐々に進行する(数年から数十年)
- 食事療法・運動療法が改善の基本