糖尿病と血糖値
糖尿病とは、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が高い状態が続いた結果、身体にさまざまな症状が起こる病気です。
血糖値とインスリン(インシュリン)
糖尿病はインスリン(インシュリン)の分泌が悪くなったり、効き目が弱くなることで起こります。
インスリンとはすい臓から分泌されるホルモンで、血液中のブドウ糖を筋肉をはじめとする全身の細胞に吸収させ、 血糖値を下げる効果があります。
糖尿病で血糖値が高くなった血液は、徐々に血管や神 経を傷つけます。その結果、糖尿病は神経障害や網膜症といった合併症から、 心疾患、脳血管障害といった重大な病気を引き起こすことになるのです。
「生活習慣病による世論調査」でも、糖尿病は高血圧や高脂血症よりも怖いイメージがあります。しかし、 糖尿病の初期の頃は血糖値が高くても自覚症状がなく、静かに病状が進行します。血糖値が高いだけでは痛みもないため、現実には 「自分は大丈夫」軽く見られて放置されがちです。
糖尿病の血糖値の基準はこちら→糖尿病の検査
糖尿病についてのイメージ
現在、糖尿病患者と、血糖値の高い「糖尿病予備軍」は中高年の約10%以上を占め、
その人口は急激に増加しています。糖尿病は誰にでも起こりうる、
身近な病気です。
しかし、血糖値が高くても初期の頃から正しい糖尿病予防を行れば、血糖値を正常範囲に維持し、普通の生活を送ることができます。 糖尿病は患者自身の血糖値に対する自覚と自己管理がカギとなる「自己管理病」ともいえます。
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