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体脂肪を落とすのもやりすぎは禁物

体脂肪にも役割がある

肥満の元凶とされる体脂肪ですが、落とすことばかりを気にしすぎてはいけません。 脂肪も大切な栄養素の1つです。体脂肪には次のような役割があります。

  • 余ったエネルギーの貯蔵庫で、飢餓のときのエネルギー源となる体温を維持する
  • 外部からの衝撃から身体を守る
  • 内蔵を本来あるべき位置に固定する
  • ホルモンの正常な分泌に関係する
  • 身体の抵抗力を維持する

体脂肪を落とすのもやり過ぎは禁物 体脂肪を極限まで落とすスポーツ選手が実はちょっとしたことで風邪を引きやすいことや、 極端に体脂肪率の低い女子マラソン選手が疲労骨折しやすかったり、生理不順になりやすいことからも、 体脂肪の重要な役割がわかります。

かつて、北極近くの寒い地方に住んでいた人は、アザラシの脂肪などを積極的に摂取しないと、エネルギー不足となり、 体温を保てなかったそうです。また、女性が一般的に男性よりも体脂肪率が高いのは、出産や育児(授乳) のためにたくさんのエネルギーが必要なため、体脂肪としてエネルギーを蓄積している、といわれています。

ただし、体脂肪を落とすことを全く考えず、過剰に蓄積すると、生活習慣病の引き金となってしまうのです。 何事も「適度なバランス」が肝心なのですね

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肥満は糖尿病や高脂血症など、さまざまな生活習慣病の引き金となる危険因子です。とくに内臓脂肪の蓄積は悪影響が大きく、健康をおびやかす存在です。

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