生活習慣病の原因
生活習慣病の原因
生活習慣病(成人病)を予防するためには、
生活習慣病の原因である危険因子をできるだけ少なくするような生活を送ることが大切です。
長年にわたって続けてきた悪い生活習慣を改善するのは簡単ではありませんが、危険因子を早期発見し、 その原因をできる限り取り除くことが生活習慣病の予防改善に最も効果的です。
日本は世界に誇る長寿国でしたが、最近の数十年間で生活習慣病が劇的に増加しています
生活習慣病の原因はさまざまですが、大きく分けて遺伝要因と環境要因があります。
そのうち、近年とくに問題となっているのが環境要因の悪化です。
生活習慣病の原因となる危険因子
生活習慣病の原因となる危険因子には次のようなものがあります。
運動不足 |
運動不足は心疾患・高血圧症・肥満・糖尿病・痛風などの原因となり、 |
栄養の偏った食事 | 脂肪やコレステロールの多い食事は高脂血症の原因となり、 塩分の多い食事は高血圧症の危険因子となります。
食べすぎや不規則な食生活、 過度の飲酒も生活習慣病の危険因子となります。 |
喫煙習慣 | 喫煙は肺がんの原因となるだけでなく、血管を収縮させ、 狭心症などの虚血性心疾患にかかりやすいことが知られています |
生活スタイル | ストレスのたまりやすい環境や、過労、睡眠不足など。 攻撃的でストレスのたまりやすい性格の人は心疾患にかかりやすい傾向にあります |
遺伝的要因 | ガンや心疾患、高血圧など、生活習慣病にかかりやすい遺伝的体質というものが存在します。 生まれつきの体質は変えることはできませんが、自分の体質を自覚し、生活習慣病に気をつけることで, 予防することは多くの場合十分可能です。 家族や親戚でこのような病歴がある人は他の危険因子をできる限り取り除くようにしてください |
生活習慣病の原因をメディカルチェックで早期発見
生活習慣病のうちでも、中高年者に多く見られる突然死の原因は、ほとんどが心疾患によるものであり、
医師によるメディカルチェックを定期的に行うことは心疾患の原因となる危険因子を早期発見するうえで非常に重要です。
メディカルチェックは年に1回のペースで行うことが理想です。